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きっとよくわかるバトルテック その3

さて、どこから見てもスーパーマンじゃない上にスペースオペラの主役になれない星屑の俺たち貧弱一般傭兵部隊を率いることになった主人公の行く末はいかに…?

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まず、把握しよう

主人公が率いる傭兵隊の活動拠点になるレパード級降下船の施設を案内する。この降下船が表示されている画面の左側には部隊名、次の支払いまでの日数、部隊の士気値(MORALE)、メックの修理や改修の速さに影響する技術レベル(MECHTECH)、怪我したメック戦士の回復速度に影響する医療レベル(MEDICAL)、その下に各施設のメニューが記されている。右側には上から所持金(FUNDS)、予定表(TIMELINE)、現在地の惑星とそこでルイーダの酒場メック戦士を雇える人材紹介所(HIRING HALL)、メックや武器などを扱うお店(STORE)がある。そして真ん中下の再生ボタンみたいな奴を押すと一日単位で時間を進めることができる。

ここでできることは上にも書いた「時間を進める」「TIMELINEの管理」「メック戦士を雇う」「店で売買する」だ。まず基本的に手動で時間を進める必要があるのは次の場合だ。

  1. 移動中にイベントが発生した、決算日になった、作業が全て完了したなどの表示がなされた時
  2. すぐに仕事に行きたいが、メック戦士の怪我が治ってなかったりメックの修理が終わっていない時

1.の時はイベントなどで移動中自動的にストップするだけなのでまた時間を進めれば目的地までの移動を続けるというだけのこと。2.は「仕事を受けたいけどメックの修理があと3日かかるなあ」などという時に使おう。ただし自分で止めないと過剰に時間は過ぎてゆく。時は金なりなので注意しよう(おちんぎん支払い的な意味で)

TIMELINEの管理についてだが、できることは「メックの作業の順番を変える」事だ。メックの修理や改修作業は一度に1機しか進めることができない。なので「大破したメックの修理にだいぶかかるけどしばらくは予備機があるのでほっといてもいいから一日で修理の終わるこっちを先にしたい」時などに順番を前後できる。

メック戦士の雇用については、相手にも雇用者を選ぶ権利があって自分の傭兵ランク(MERCENARY REVIEW BOARDのRATE)が低いと雇えないのがいるので注意しよう。傭兵ランクについては後述のCPT QUARTERSで確認することができる。雇う時に紹介料を払う必要がある。

STOREでは武器のほかに時々メックそのものが売っていることがあるが、基本的に貴重品なのでほとんどがメックのパーツ(3つ集めるとメックになる)で完動品もまれにあるがべらぼうに高いため利用することはないだろう。戦場で拾ったほうが安上がりだ。

武器などの装備品はたまに+のついたレア装備が手に入る。+が多ければ多いほどレアで攻撃力や命中率がアップする。余裕があれば買い漁っておきたい。あと、いらないものを売ることができる。複数をまとめて売れない不便な仕様だがアップデートで改善されることを期待しよう。

 

傭兵のお仕事

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司令室(CMD CENTER)では現在地の惑星で傭兵を募集している仕事を受けることができる。(CONTRACTS)

仕事の内容は普通の戦闘任務(Battle)のほかに基地襲撃(Destroy Base)、基地防衛(Defend Base)、基地占領(Capture Base)、暗殺(Assassinate) 車列襲撃(Ambush Convoy)、護衛(Escort)、奪還作戦(Recovery)などがあり、任務によっては傭兵ランクや募集している勢力からの評判(REPUTATION)が高くないと受けられないものもある。その惑星での作戦が基本だが、募集している惑星と違う惑星での作戦もあって、その場合は移動に時間がかかる。ほかにメインシナリオとなるPRIORITY MISSIONもここから進めることができる。

また、報酬の表示もあるがPRIORITY MISSION以外はその任務での最高のものが表示されているため全てそれだけ貰えるわけではない。

 

お金か物かそれが問題だ

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報酬には現金払い(PAYMENT)と戦利品獲得(SALVAGE)の2種類がある。仕事に入る前にまずその報酬の交渉をする必要がある。具体的にはどちらを多めに取るかだ。現金払いを多めにすると戦利品が少なくなるし、戦利品を多めにすると現金が少なくなる。特に重要なところは戦利品を多くすると自分で欲しいものを選択できる個数を増やすことができる点。SALVAGE欄で○/○と表示されている左側の数字がそれだ。

メックを入手するために戦利品を多めにしたくなるが、メックはパーツ単位での入手となるので使えるようになるとは限らない。決算日が近いが支払いが厳しいなどという時は現金を増やしておこう。あと、報酬を少なめに設定すると、REP BONUSが貰える。作戦を成功させると報酬をもらうとともにその勢力からの評判がよくなる(逆にその作戦での敵対勢力からの評判は落ちる)が、それをブーストさせることができる。しかし序盤は気にしなくてもいいだろう。

オススメの仕事は暗殺だ。対象のメックがほかより重く強力なことが多く、撃破すればそのメックが手に入る可能性も高いので暗殺のお仕事は戦利品を多めにしておくといいだろう。

 

人材は人財である

BARRACKSでは部隊に所属しているメック戦士の能力を確認したり得た経験値で成長させたりクビにしたりできる。メック戦士は4つの能力値(GUNNERY、PILOTING、GUTS、TACTICS)を持ち、スキルを5レベル目で覚える一段階目のもの2つとそのツリー上の8レベル目で覚える二段階目のものどちらか1つ最大3つを覚えることができる。

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GUNNERY

この能力値は射撃命中率の基本値を上げることができる。ほかの能力値と違ってそれ以外になにもないので後半機動力に劣る重量級が増えてきてある程度安定した命中率になれば無理して上げなくてもいい。

最初のスキルMULTI-TARGETは複数目標に対して同時に射撃できる。LRMで遠距離の相手、SRMで近距離の相手に対して同時に撃つなどの使い方ができるが撃ち過ぎでの発熱には注意しよう。

上位スキルのBREACHING SHOTは相手のガード状態を無視してダメージを与えることができる。後半、敵メック戦士もBULWARKのスキルを持っていることがあり、それに対抗するために欲しいスキルなので是非一人は覚えておきたい。

 

PILOTING

この能力値はメックの操縦技術に影響し、転倒しにくくなったり回避力の最大値が増えたり格闘の命中率や走行時の移動力がアップする。特に転倒しにくくなるのは敵の集中攻撃を耐える前線の壁役にとってとても重要なポイントだ。

最初のスキルEVASIVE MOVEMENTは移動時に回避力にボーナスがつくスキルで、同じ移動量でも回避ボーナスが多くつく。序盤こそそれなりに役立つが、重量級だらけで多数の火器が飛び交うようになる後半はありがたみが薄いだろう。

上位スキルのACE PILOTはその場で攻撃したあと移動できるようになるスキルだ。攻撃したあと物陰に隠れて反撃を防ぐ、などといった時に使える。

 

GUTS

メック戦士のタフさなどの能力でおタカさんは関係ない体力値を表すHEALTHなどに影響する。特に重要なのはオーバーヒートの閾値が上がるところ。これにより全力射撃が行いやすくなる。ただしエンジンの熱の限界値は変わらないため緊急停止しにくくなるわけではないので注意しよう。RECOIL PENALTYはオートキャノン系の武器を毎ターン撃つと発生する修正で、それが軽減される。

最初のスキルは序盤から最後まで使える(nerfされなければ)BULWARK。前にも説明したが、移動しなければ自動的にガード状態になる強力なスキルだ。普通のガード状態とかわらないので背面から撃たれたり格闘などでガード状態が解除されれば無効なので過信しないように。

上位スキルはJAGGERNAUT。格闘をヒットさせると相手のイニシアティブ値を1減らせるスキルだ。しかし強襲級メック相手だと元のイニシアティブ値が最低値の1なのでそれ以上遅くならいなど、役に立つ場面は少ないだろう。

 

TACTICS

メック戦士の戦術的な能力っぽいが、実際は射撃に影響をあたえるものが多い。CALL SHOT MASTERYはCALL SHOT時に狙った部位に当たる確率を上げることができる。INDIRECT PENALTYはLRMを使用して射線が通らない位置から曲射で間接射撃をする時の修正で、それが軽減される。MINIMUM RANGEは最低射程のことで、その距離が短くなる。最大値になると-90メートルとなってPPCやAC/5の最低射程がなくなり至近距離でも修正がつかなくなる。

最初のスキルはSENSOR LOCK。敵1体をロックして回避ボーナスを2点減らすことができる。ほかにUNKNOWN状態を解除して確認状態にできる。視界内に敵がいなくてもこれで捕捉しておけば射線が通っていて射程内にいるなら狙うことができる。もちろん、LRMなら射線が通ってなくても曲射で撃てる。

上位スキルはMASTER TACTICIAN、これも前に説明したが、自身のイニシアティブ値を+1し、RESERVE時にスタビリティダメージを少し回復するスキルだ。重量級、強襲級のメックは後手に回りやすいため少しでも早めに動けるようになると戦術に幅ができるので役に立つ機会も多い。

 

モラルスキル

スキル紹介ついでに部隊全体の士気値を消費して使用するモラルスキルについて説明する。モラルスキルは2種類、どちらも役に立つスキルだ。士気値は敵のメックを撃破ないし部位の破壊で増える。

PRECISION STRIKEは問答無用でCALLED SHOTを発動するスキルだ。士気値を20消費する。

VIGLANCEは使ったメックをガード状態にし、なおかつスタビリティダメージを回復し、なおかつ次のターンのイニシアティブ値を+1するという強力なスキルだ。こちらば士気値を25消費する。

士気値に余裕があればどんどん使ってもいいが、士気値が最大だとINSPIRE状態になり、全員の命中率がアップするので使わず温存しておくのも手だ。

 

格納庫

MECH BAYではバトルメックを修理したり改造を施したりできる。修理は右端にREPAIRという赤いボタンが出ていればそれを押す。必要な金額と期間が表示されるのでOKすれば修理が始まる…が、部位や武器などのパーツが破壊されている場合押せなくなっている。その時はその下のREFITを押し詳細画面に入って細かい作業をしなければならない。

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まず、それぞれの部位の下にあるREPAIRを押してみよう。その部分が修復され、破壊された装備がパージされる。ストックに同じ装備があればつけ直すことができるが、ストックにない場合、STOREで買ってくるか別の装備で代用する必要がある。もちろんつけなくてもいいがその分軽くなったからといって別にメリットはない。それを部位ごとに繰り返していこう。上の赤いスパナのボタンを押すと一度に修復とパージが行われる。

別の装備につけかえる時に注意する点は、メックそれぞれに部位ごとにハードポイントが設定されているところだ。たとえば上の写真のシャドウホークの右腕はにはエネルギー兵器1つと補助兵器1つのハードポイントが備わっていてそれだけの装備を施すことができるがオートキャノンやミサイルは装備できない。なのでボドゲ版のようなハリネズミのように小口径レーザーをつけたメックなどは作ることができない。武器以外の放熱器などの装備は特に制限はないが、ARM MODなど特定の部位にしか装備できないものも存在する。

弾薬が胴体中央に装備されている場合、その武器を装備している位置(胴体中央に装備されている場合なら純粋に別の位置)に移動させておくといい。弾薬が破壊されたらその武器も使えなくなるので武器から離しておくメリットはないし、胴体中央の装甲を貫通させられた時に弾薬誘爆となると即戦闘不能になるのでシャレにならない。

武器を減らして装甲を増やすこともその逆もできるが、頭は45点、ほかの部位は内部構造の倍の点数が上限なので無制限に増やせるわけではない。ちなみに装甲は1tにつき80点だ。

 

3025年宇宙の旅

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NAVIGATIONでは惑星間の移動ができる。ただし、1回のワープで3万ほどかかってしまう。複数回のワープが必要ならその分6万、9万…と増えていく。だが仕事を受けての移動の場合は雇用主から交通費がでるので安心して欲しい。序盤は行ける範囲も狭いので特に使う必要もないだろう。

 

マイルーム?

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自室のような場所、CPT QUARTERSでは次の支払いの金額、各勢力からの評判と傭兵ランクを見ることができる。ほかに真ん中の光るバトルメックのプラモを選ぶと部隊の名前、部隊章、部隊のメックのカラーを変更できる。

さて、ざっくり施設を紹介していったが、だいたいゲームを進めるのに必要な基本的な事柄は押さえたつもりだ。ここまで理解できれば広い宇宙に繰り出してもまあ大丈夫なんじゃないかな(無責任)